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トリオドス銀行*、フェアトレードのための新たな基金を創設

翻訳:中村こころ

持続可能なフェアトレードのためのトリオドス基金は、発展途上国で生産されるエコ製品やフェアトレード認証商品の西欧の市場への輸出促進を目的とした非営利目的の基金である。

トリオドス銀行は2月22日、ドイツのヌーレンバーグで行われた環境保護をうたった農業の世界最大規模の市であるBIO FACHで、フェアトレードのためのトリオドス基金の立ち上げを宣言した。

トリオドス基金は、発展途上国や東欧諸国で生産されたフェアトレード認証商品及びエコ製品の輸出に融資の道を提供する。その目的は、欧米市場へのこれらの製品のアクセスを容易にすることである。トリオドス基金は初回1000万ユーロの資金でスタートし、それによってアフリカ、南米、東欧で環境保護をうたった農業やフェアトレードに従事する20以上の協同組合や組織への融資を可能にすることになるだろう。

○成長中の市場

マリルー・バン・ゴルステイン・ブロワーズ(財政グループのフェアトレードや少額融資基金を管理するトリオドスグループの団体、Toriodos Investment Management総長)は、「ここ数年、エコ製品やフェアトレードの市場は欧米において2桁成長を示している。」とコメントした。ブロワーズによると、この基金は、「小規模農家や発展途上国の生産者が彼らの製品を欧米の市場に輸出できるための素晴らしい機会を提供する金融的手段である」と言う。しかしながら、売上の成長は、製品の引き渡しの際に生産者へ支払う資金調達の道が限られているために、制限されている。これは、融資が特に必要なのは収穫の時期や生産過程の最初の段階においてだからなのだ。

もしも輸出組合業者が生産者たちに即時支払いすることが出来れば、これらの製品は有機及びフェアトレード認証の保証による高価格により利益を得るであろう。

このようにして、輸出組合業者達が利益を生む関係を作り、長い目で見れば生産者とも生産的関係が築けて、彼らに有機農業の分野での育成以外にも、医療や教育の援助のサービスをも提供するのを容易にする。

持続可能なフェアトレードのためのトリオドス基金によって、トリオドス銀行はこういった種類の発展途上国への融資の数少ない国際的供給者の一つとなる。バン・ゴールステイン・ブロワーズは次のように示している、「Triodos Doen財団、Hivos Triodos Fund財団、Triodos Faire Share基金の少額融資資金によって我々は少額融資の分野で10年以上の経験がある。この経験は今、フェアトレードのためのトリオドス基金において成果を収めており、それは、持続可能なフェアトレードの発展に貢献するのと同様に、絶頂期にあるこの市場への融資制度の供給者としての我々の役割をさらに増すことが出来るための安定的な立場を取らせるものである。」

基金と会員の構造

フェアトレードのためのトリオドス基金は、トリオドス銀行によって提供された融資ラインをもつ非営利目的の団体であり、この団体は数々の提供された保証によって保護されており、その大部分はフェアトレードの振興に傑出し関心のある組織によるものである。

この基金の開始は、一部はHivos開発コーポレーションのオランダ団体の援助によって可能となった。資金を提供する輸出への融資ラインの数々は、生産者と融資を受益する協同組合と欧米への認定された輸入者の間の輸出契約を必要とする。持続可能なフェアトレードのためのトリオドス基金は契約価格の60%までを生産者たちに前融資できる。

トリオドス銀行は27年以上前から金融収益と社会収益、環境収益を組み合わせた銀行の事業の形を発展させていっている独立したヨーロッパの銀行である。その団体は、収益性があるのに加えて、人類や環境に恩恵を与える斬新なイニシアチブに出資する。トリオドス銀行は1990年から発展途上国への少額融資の分野の機関である。現在、投資や少額融資の数々の基金を通じて、アフリカ、南米、アジア、東欧の30カ国でその活動が広がっている。

<注釈>

)トリオドス銀行 1980年オランダにて発足。SRI(社会的責任投資)のパイオニア的銀行。業務対象は社会的、環境的に責任のある活動をしている団体か企業にかぎられる。

<参考資料>

ワールドエコレポート(オルタナティブバンク-トリオドス銀行・オランダ)

http://www.goodbankers.co.jp/wer/0104TriodosNE.html

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コーヒーのフェアトレード国際価格値上げによって恩恵を受ける零細コーヒー農民

記事:New Consumer
翻訳:清水 正

2008 6 1 日から、コーヒーを栽培する農民たちが生産の費用をカバーする価格を継続的に受け取ることを保障するために、フェアトレードによるアラビカ種コーヒーの最低価格が上昇することになった。生産者は、フェアトレード認証されたアラビカ種 のコーヒー、1 ポンドにつき少なくとも1.25米ドル、非水洗 処理のアラビカ種コーヒーは、1ポンドにつき1.20米ドル の保証された最低価格を受け取ることになる(但し、市場価格がこれより高くなったときには市場価格での買い取り)。フェアトレード モデルに従って、生産者組織は、1 ポンドにつき10 セントのプレミアム (付加的な報酬)を受け取り、これは、コーヒー栽培農民が住む地域やビジネス改善の投資のための使われることとなる。有機栽培のフェアトレードコーヒーは、更に1ポンドあたり20 セント高く価格が設定される。国際フェアトレードラベル機構(FLO)の発表によれば、コーヒー栽培 農民は、この決定により、これまでより平均で5 セント (コーヒーの1 ポンドにつき)多く受け取ることになる。この価格調整により、主に発展途上国にある250 以上のコーヒー生産者団体(およそ百万人) の農民や彼らの家族が、恩恵を受けることになる。


南米ペルーのコーヒー栽培農民で、カフェダイレクトの役員でもある、ラウル・デ・アギラさんは、「私は、百万人以上 に及ぶコーヒー栽培農民や家族を代表して、フェアトレード価格を必要とする彼らのために価格交渉をする。そうすることによって、彼らが食卓に食べ物を揃え、彼らの子供たちが学校に行き続けることが出来る」と述べた。他のラベルや認証システムは、FLOのラベル認証に比べると、幾日にも及ぶ大変な仕事に対する公平な収入を保障しない。この価格上昇は、世界中でフェアトレードのコーヒーを栽培している農民たちにとって、直接的にプラスのインパクトを与えるだろう。


コーヒー栽培に取り組む地域の要望に応えるべく、コーヒーの持続的な生産に係る実質的な費用を広汎に現場で調査した結果が、この価格値上げである。この調査は、世界中の20 ヶ国以上の生産者、消費者および企業の代表者たちを対象に実施したマルチステイクホルダー(複合的利害関係者)の検討結果を基にしている。新しい最低価格は、新たな価格検討を予定している2010 6 月まで有効である。

カフェダイレクトのCEOであるペニー・ニューマンさんは、「我々のミッションは、生産者のための安全で持続的な暮しを創ることであり、この決定は正しい方向に向かった一歩である。我々の生産者と密接に働きながら、カフェダイレクトは、何が彼らのニーズに関連しているかを絶えず考えながら、フェアトレード の価格構成を査定することを最重要視している」と述べている。

この価格上昇については、イギリスのコーヒー企業から支援を受けている。自営のコーヒー焙煎会社「Matthew Algie」で専務理事を務めるダビッド・ウィリアムソンさんは、次のように語っている。「 私達は小規模の協同組合とパートナーシップを組み、安定性を求める上で、フェアトレードが最も良い方法と考え、100% フェアトレードである。また、私達が取り引きする生豆コーヒーの70% が、フェアトレード認証されたもので、今回発表されたコーヒーの最低価格の値上げを歓迎する」。

フェアトレードは、社会的及び環境的な持続性の規準に忠実に従い、農民への価格を保障する唯一の保証モデルである。そして、フェアトレードのマークは、イギリスで最も認識された消費者ラベルの1 つとなった。DEFRA による調査によれば、今年(2008年)、イギリス一般市民の80 パーセント以上が、フェアトレードについて聞いたことがあると答え、これらの半分以上の人々が、購入しようと取り組んだことが分かった。

イギリスのFairtrade Foundation副代表で、FLO の役員でもあるイアン・ブレットマンさんによると、 意識の高い消費者は、世界を変える事が出来るような高品質の製品を望んでいるという。調査の結果は明確で、農民が貧困から抜け出すことを支援するフェアトレード製品に対しては、もっと多く支払うつもりがある。フェアトレードコーヒーの今回の価格値上げは妥当であり、フェアトレード製品への消費者需要の劇的な成長に水を差すことはない。それとは反対で、このことにより、フェアトレードが本当に農民たちのエンパワーメントに役立っているという新たな証拠を消費者に与えてくれるのである。


コーヒーのためのフェアトレード の最低価格は国際的なコーヒー市場が非常に不安定であるがゆえに、重要である。国際的なコーヒー価格は、1 ポンドあたり 0.60米ドル以下になることが多く、この価格は生産コストよりずっと低い。それ故に、 何百万というコーヒー栽培に従事する農民たちの家族は、文字通り貧困に苦しんできた。このような困難で不安定なコーヒー市場においては、フェアトレードのコーヒー価格は、より大きな価格の安定性と持続的な収入を保証し、彼らの生活に明白な違いをもたらすのである。


Small Scale Coffee Farmers to Benefit From International Increase in Fairtrade Coffee Price

in

From 1 June 2008, the Fairtrade minimum price for Arabica coffee will increase to ensure that farmers continue to receive a price which covers the cost of sustainable production.

 Producers will receive a guaranteed minimum price of at least US $1.25 per pound of Fairtrade certified Arabica coffee and US $1.20 for unwashed Arabica coffee, or the market price, if that is higher. In accordance with the Fairtrade model, producer organisations will also continue to receive an additional Fairtrade Premium of 10 cents per pound for investment in community and business improvements. For organic Fairtrade certified coffee an additional minimum differential of 20 cents is applied.  

The announcement from Fairtrade Labelling Organizations International (FLO) means that farmers will receive an average increase of US$ 5 cents per pound on their coffee. This price adjustment will benefit more than 250 producer organisations across the developing world - around one million farmers and their families. 

"I represent more than one million family farmers who need Fairtrade pricing to put food on the table and keep their kids in school", said Raul de Aguila, a Peruvian coffee grower and Cafédirect board member. No other label or certification system ensures a fair income for a hard days work. This increase will have a direct and positive impact on the lives of Fairtrade Certified coffee farmers around the world. 

The price increase is the result of extensive field research into the real costs of sustainable production to ensure that Fairtrade continues to address the needs of coffee-producing communities. The research was followed by a multi-stakeholder review process involving producers, consumers and industry representatives from more than twenty countries around the world. The new minimum price will be valid until June 2010, when another price review will take place. 

Penny Newman, CEO of Cafédirect , says, "It's our mission to create secure, sustainable livelihoods for growers, and this decision is a step in the right direction. Working closely with our grower partners, Cafédirect champions the need to continually assess the Fairtrade pricing structure to ensure it's relevant to their needs." 

The price increase has also received support from other UK coffee industry players. David Williamson, Managing Director of independent coffee roaster Matthew Algie said: We are 100% behind Fairtrade as the best way to work in partnership with smallholder co-operatives and provide them with stability. Today over 70% of our green coffee is Fairtrade certified and we welcome this increase in the Fairtrade minimum price.

Fairtrade is the only certification model that guarantees prices to farmers that meet strict social and environmental sustainability criteria, and the FAIRTRADE Mark has become one of the most recognized consumer labels in the UK. Research by DEFRA this year showed that more than eighty percent of the UK public say they have heard of Fairtrade, and more than half of those people said they made an effort to buy it. 

According to Ian Bretman, Deputy Director of the Fairtrade Foundationin theUKand FLO Board member, the conscious consumer demands high-quality products that make a difference in the world. The research is clear: consumers are willing to pay more for Fairtrade products because they help lift farmers out of poverty. This moderate price increase in Fairtrade coffee will not undercut the dramatic growth of consumer demand for Fairtrade products; on the contrary, it gives concerned consumers additional evidence that Fairtrade truly delivers on its promise of farmer empowerment. 

The Fairtrade minimum price for coffee is important because the international coffee market is highly volatile. Frequently international coffee prices have plummeted to under US$ 0.60 per pound, well below the cost of production, forcing literally millions of family farmers into poverty. In this difficult and unstable market, the Fairtrade price makes a tangible difference in the lives of farmers by ensuring greater price stability and a sustainable income. 

 


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「フェアトレードは第三世界にとって有益どころか害悪である」

By Jason Lewis WHITEHALL EDITOR
The Mail on Sunday    2008/02/24
翻訳 大西奈穂


「倫理的」なブランドであるフェアトレードは、A級のセレヴと200万ポンド(約5億円)の税金を後ろ盾に、第三世界の生産者に損害を与えている。これは新たな酷評レポートによるものである。

 貧困国の生産者によりよい生活を保証するために、政府がスポンサーをする学校での教育活動を含める巨大な宣伝が、より多くのコーヒー、チョコレート、バナナを買うことを大衆に促している。そしてコールドプレイの歌手であるクリス=マーティンといったスターもこれらの商品を支持してきた。

 しかし高い評価を受けている右派のシンクタンクであるアダム=スミス研究所による調査は、アフリカや中央アメリカの生産者を助けようとするフェアトレードの努力は、有益どころか害悪であると述べた。

 イギリスのスーパーマーケットで買い物したことのある人にはおなじみのフェアトレードマークは、途上国の生産者がその商品に公正な対価を受け取ったことを保証するものだ。

去年イギリスの消費者は3億ポンド(約660億円)以上をフェアトレードに費やした。

 しかしアンフェアトレードレポートは、ポジティヴなイメージは、調査よりもむしろ広報によって作られていると述べた。そしてまた次のように付け加えた。

・フェアトレードはごく少数の生産者しか救わない一方で、大多数が損害を被っている。

・貧しいアフリカよりも、より裕福なメキシコのような国を好んでいる。

・非効率な農家にお金を支払い多様化や機械化を妨げることで、経済開発を後退させている。

・生産者よりも、スーパーマーケットチェーンが高額なフェアトレード商品によってより多くの利益を得ている。

・フェアトレードを支持する生産者のうち、実際にはたった五分の一しか公正な価格で取引していない。

 アダム=スミス研究所の理事であるトム=クローティ(Tom Clougherty)は、「良く言えば、フェアトレードは貧しい人にほんのわずかの利益を与えるマーケティングの仕組みです。」「悪く言えば、不注意に世界で最も脆弱な人々に損害を与えるかもしれないものです。」最大の酷評は、フェアトレードが商品の製造過程において最も貧しい人々を傷つけているということだ。生産者に雇われ、バナナ・コーヒー・綿花を収穫する不安定労働者たちである。

 昨晩、イギリスのフェアトレード財団の事務局長であるハリエット=ラム(Harriet Lamb)は以下のように述べた。「もちろんフェアトレードは完璧なものではありません。世界の全ての問題を解決するものではありません。しかしアダム=スミス研究所は私たちを試すために非難しているのでしょうね。」


 

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2007/7/1 プレスリリース フェアトレード・ファウンデーション イギリス

コミック・リリーフ、アフリカのフェアトレードに資金提供

翻訳:山口可奈(FTRCボランティア)

Comic Relief1985年のエチオピア食糧難への活動を目的に、コメディ脚本家リチャード・カーティスによって設立されたチャリティー団体。現在はアフリカ諸国や英国国内で貧困に苦しむ人々に資金援助を行っている。

フェアトレード・ファウンデーション(FLOのイギリス代表)はコミック・リリーフより5百万ポンド(約11億円)の助成金を5年以上に渡り受け取ってきた。この助成金は地域の共同体が持続可能な開発を実現する努力を援助するものである。今回の援助はフェアトレードを通じ農業従事者や労働者をサポートし、彼らの社会的・経済的地位を改善することでアフリカの貧困を削減するという目的のもと行われた。現在活動を行っているフェアトレード生産者も、世界中でさらにフェアトレードでの販売量を増やすことが可能になるという利益を受けられる。

「我々はこのような非常に重要な投資をフェアトレードに行う、コミックリリーフの展望に敬意を表する。」とフェアトレード・ファウンデーションの事務局長、ハリエット・ラム氏は言う。「これはフェアトレード運動が今日までに受けた中で最大級の資金援助であり、アフリカの生産者に現実にチャンスを与えるものです。これがきっかけとなり、アフリカ人生産者は、貧困から抜け出し、彼らとその家族、地域コミュニティに持続可能な生計を作り出す、意義のある機会を得るでしょう。」「フェアトレードで手にする資金面と開発面の利益(フェアトレード最低価格、割増保険料、先行融資制度、トレーダーとの長期に渡るビジネス関係)を通じ、生産者は、彼らの仕事からより良い未来を築くことができる。」

現在アフリカでは170のフェアトレード認定組織がコーヒー、綿花、カカオ、紅茶、青果やその他多くの製品をフェアトレード認証商品として生産している。これらの組織は何万人もの小規模農家やプランテーション労働者を代表している。今回の追加投資は、フェアトレードの現在の商品カテゴリーと市場に新しい商品をもたらす事に対するもので、この合計は 400のフェアトレード認定生産組織に利益をもたらし、それゆえ数千もの人々に直接的・間接的な利益をもたらすことが期待されている。フェアトレード・プレミア(割増金)ムを通じて、道路建設と補修、井戸掘り、健康管理センター、コミュニティホール、学校の建設といったインフラ整備等、数多くの改善がなされた。これは、生産者とその家族への利益に止まらず、その地域コミュニティの利益にもなったことを意味している。

 

フェアトレードシステムがもたらす利益には他にも副産物がある。ボリビアでは実際、全コーヒー生産者の4分の1もがフェアトレード認定生産者であるという事実が、地元の市場に良い影響を与えている。これによって、一般市場の価格が引き上げられることになり、(フェアトレードに参加していない)一般の生産者も、この恩恵を受けているアフリカの国々の製品に対してもフェアトレード市場が成長することで、他の新しい機会もきっと開けるだろう、とフェアトレード・ファウンデーションは期待している。

「フェアトレードは、人を育てることだ」ハリエット・ラム氏は続ける。

「アフリカの生産者はもっと効果的にフェアトレードのポリシー、フェアトレード基準の設定に影響を与えたい、そして国際貿易の交渉の場において彼らの意見を強く打ち出せるようになりたいと切望している。」

この目標に向かって、コミック・リリーフの資金は生産者のネットワーク「アフリカン・フェアトレード・ネットワーク(AFN)」を構築するためにも投資される予定である。これは、2年前、フェアトレードのラベル認定と国際貿易データベースの管理システムに、生産者と労働者が関わるということを可能にする目的でつくられた。コミック・リリーフの資金はまた、フェアトレードを実施するための手続きや、品質管理、技術支援、地域のコーディネーターによる市場アクセスの確保等の、生産者への優良なトレーニングや、能力開発の為にも使われる。

コミック・リリーフの助成金によって、ドイツ・ボンにあるFLO事務局から分離し、AFNが新しい役割を担えるように管理体制を整えることができる。」ウガンダ・マバル紅茶生産工場代表、AFN理事会メンバーのシルバー・カソロ‐アトーキ氏は言う。「これはアフリカにおける生産者ビジネス開発の可能性を広げることであり、アフリカは間違いなくフェアトレードが必要とされる場だ!」

コミック・リリーフによる援助がきっかけとなって、他の基金を巻き込み、より広範囲な投資計画が、アフリカはもちろん、中南米、アジアにまたがって、フェアトレード開発に向けられることをフェアトレード・ファウンデーションは期待している。

下院国際開発委員会による6月の報告では、国際開発省(日本のJICAに相当)がフェアトレードに対して、より積極的なアプローチをすることを推奨している。フェアトレード・ファウンデーションは、このことから政府が国内でも国際的にも、リーダーシップをとってフェアトレードの財源を確保するようになることを望んでいる。

「この資金援助はコミック・リリーフにとっても有意義であり、フェアトレード活動への私たちの長期的なサポートをより強固なものにしていく。」コミック・リリーフ助成金ディレクター、ジュディス・マクニール氏はこう話している。「この5年間の500万ポンドによって、フェアトレード基金は、英国内のフェアトレード商品購買者とアフリカの生産者との間を強く結びつけることができたのだ。彼らのサポートで、何千ものアフリカの農業従事者が援助に頼るのではなく、自らが貧困から抜け出す道を切り開くことが出来るようになるだろう。」

筆者参考

1. フェアトレード・ファウンデーションは、国際フェアトレード基準を満たした製品にFAIRTRADEマークの使用を認可する、独立した認定機関である。フェアトレード基準は国際フェアトレード認証機構(FLO)によって定められる。FLOはヨーロッパ、日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド各国のフェアトレード組織の意見を束ねる、包括的な組織である。

2. この独立した消費者ラベルはその製品の、恵まれない立場にある生産者へのより良い報酬の保証を示している。今日では500万人以上の農業従事者、労働者、その家族が58の開発途上国各地で、国際フェアトレード認証機構から利益を得ている。

3.  アフリカン・フェアトレード・ネットワーク(AFN)は2004年に創立され、2005年に正式に発足した。2005年・2006年には東アフリカフェアトレードネットワークと西アフリカフェアトレードネットワークの2つの地方ネットワークが形成された。南アフリカフェアトレードネットワークは現在構築中であり、北アフリカのネットワークは過去に構築が期待されたが、フェアトレード認定生産者組織がその地方に増えることを待つことになった。AFNは各地方組織から2人ずつの代表からなる理事会と、AFN議長、AFN公認代行(FLO理事会に委譲されており、フェアトレード・ラベル認定システムにおける最高決定組織)によって管理されている。全てのアフリカのフェアトレード認定生産者組織は自動的にAFNのメンバーとなる。彼らは隔年で開催されるAFN全体会議にて投票の権利を持つ。

詳細情報はこちらまで

phone 020 7440 7686/7695

mobile 07770 957 451

email eileen.maybin@fairtrade.org.uk or martine.julseth@fairtrade.org.uk.

 

The Fairtrade Foundation,
Room 204, 16 Baldwin’s Gardens,
London EC1N 7RJ.

Tel: 020 7405 5942
Fax: 020 7405 5943
Web: www.fairtrade.org.uk



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旧ソ連、エストニアでフェアトレード・ラベル始まる!

フェアトレード認証マークが58日、公式にエストニアで始まった。エストニアはフェアトレード認証商品を提供する最初のバルト諸国となる。タリン中央の食品スーパー、カウバマヤといくつかの専門店では、コーヒー、紅茶、砂糖、果物、ワインなど数種類の商品を見ることができる。しかし今年末までには、国内すべての主な小売チェーンでフェアトレード商品が提供される見込みだ。

公式な活動は57日月曜日、エストニアの首都、タリンのソプラス劇場のセミナーから開始された。タイトルは「よく見て――コーヒーカップに入っているのはなに?」。オックスフォード大学のアレックス・ニコルズ博士とNGO Heateguのアーサー・トベレ(Taevere)氏が、社会的企業家精神やフェアトレードについて議論した。セミナー後、参加者はコーヒー産業の不公平さを明らかにするドキュメンタリー映画『ブラック・ゴールド』を観賞する機会を得た。
公式イベントは5月8日火曜日に開かれ、最初に記者会見が行われた。エストニアのフェアトレード・コーディネーター、リーナ・クーシック氏、フェアトレード・ラベリング・フィンランドの運営理事、トゥーリア・シヴァナン(Syvänen)氏、国際フェアトレード認証機構のヴェロニカ・ペレス氏、オックスフォード大学のアレックス・ニコルズ氏がエストニアの報道陣に対し、フェアトレード・ラベル・システムと、フェアトレード認証マークを裏付ける保証について紹介を行った。

記者会見に引き続き、セミナー「フェアトレード―現実的なビジネスなのか?」が小売業者や輸入業者に向けて開かれ、さらにゲストが自由にフェアトレード商品を味わえるイベントレセプションが開催された。
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日火曜日から13日土曜日まで、エストニアの消費者はタリンのカウバマヤスーパーで、フェアトレード商品を試食・試飲できる。


(写真説明)タリンのカウバマヤで、ボランティアが試飲のフェアトレードワインを注ぐ。

フェアトレード・ラベリング・エストニアに関してもっとくわしい情報はウェブサイトwww.fairtrade.eeをご覧ください。

翻訳:井澤尚子(FTRCボランティア)


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カナダ初のフェアトレードタウンとなるノヴァ・スコシア州ウルフヴィル

[オタワ2007622]

翻訳者:母袋雅子

 ノヴァ・スコシア州の美しいアナポリスバレーにあるウルフヴィルという町が、カナダで初のフェアトレードタウンとなることがほぼ確実とされている。同町の町議会は200612月、フェアトレードを支持する決議案を採択し、フェアトレード認証商品(コーヒー、紅茶、砂糖やその他の商品)を自治体の入用品として使用することを誓った。こうした動きは、ある都市が「フェアトレードタウン(もしくはフェアトレードシティ等)」としてフェアトレード組織トランスフェアカナダから認定される為に果たさなければならない6つの目標のうちの一つである。

 フェアトレードタウンの導入はカナダにとって新しい試みであり、1999年にイギリスで根付いた国際的運動から習ったものである。フェアトレードタウンになることで、地域社会はフェアトレードの原理を理解し、フェアトレード認証商品をより入手しやすくしようとする責務を認識する。その結果、何百万という世界じゅうの農民や労働者の生活が改善される。

 ウルフヴィル町長ボブ・ステッド氏は積極的に運動を支援しており、次のように述べている。「良い商品を作る生産者に公平な見返りをする、という概念を町議会が受け入れたのは、ウルフヴィルの商人や住民の支持があってこそのことである。」

 フェアトレードタウンになる為には、地域社会はフェアトレードの問題に関する教育や人々の意識を高めていくと同時に、その地域社会でフェアトレード認証商品を推進することを目指し、6つの目標リストを達成しなければならない。自治体の施策に加えて目標に盛り込まれていることは、店頭やカフェでフェアトレード認証商品を入手可能にすること、生産地の労働現場・信用ある団体・学校・その他関係者を支援すること、メディアや大衆に宣伝普及すること、運営委員会を設置すること、道徳的かつ持続可能な消費の促進をすることなどである。

 トランスフェアカナダの代表者シャンタル・ハーバード氏は「フェアトレードを支持するウルフヴィル町議会や地域社会の取り組みは、喜ばしいことです。このような運動のおかげで、さらに多くのカナダ人がフェアトレード認証商品を選択するようになり、途上国の生産者は保障された生活を送れるようになるでしょう。」と、町の達成を誇らしく語った。トランスフェアカナダは国内で唯一、カナダで売り出されるフェアトレード商品を認証する非営利組織であり、フェアトレードタウン運動を先駆けた。

 カナダにおけるフェアトレード認証商品の市場は過去4年間で着実に上昇しており(過去4年間で平均年間成長率55%の売上げ)、ますますカナダ人がフェアトレード認証商品を途上国の貧困緩和の実践的手段として意識し、世界貿易の不均衡に注目するようになっている。

 カナダ初のフェアトレードタウン、ウルフヴィルの正式オープンは2月に行われる。



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チョコレートについての苦い真実

テックス・ドワーキン

翻訳:吉田幸子

今年はハーシーズ・キッス(チョコレートのブランド)100周年にあたるが、お祝いは、いまだまったく予定されていない。なぜかというと、アメリカで売られているほとんどのチョコレートが、安全ではない状況のもと、貧困層の以下の賃金で、むりやり働かされ、教育を受けることができない14歳以下の児童がはたらくカカオ農場で栽培されたカカオから作られていることを、チョコを一口食べるごとに、思い出させるからである。

またバレンタイン・デーがやって来ると、幸せなカップルは一緒にワインと食事を楽しみ、花、宝石やチョコレートをお互いに惜しみなく与えるのである。残念ながら、ほとんどのチョコレートがどこから来ているかを知ることは、受け入れがたい。

2007年になって、そろそろ人々は自分たちが買う商品がどこで生産され、生産した労働者が公平に扱われているかどうか考えるようになった。労働搾取を伴わないアパレルは流行となり、フェアトレード・コーヒーは最先端だ。しかしながらチョコレートは、いまだアフリカの安全ではない労働状況下で栽培されたカカオ豆から作られており一般の消費者はこのような状況についての知識が無い。

チョコレートの背景にある真実はそれほど甘くない。アイボリー・コースト(ギニア湾沿岸)は世界で最大のカカオの生産地であり、世界のカカオの43%を生産している。そして2001年でも、合衆国局の報告によると、アイボリー・コーストのカカオ農場で児童が強制的に働かされている。2002年のアイボリー・コースト及び他アフリカ諸国でのココア農場についての国際熱帯農業協会の報告によると、概算で284,000人の児童が危険な状況下でココア農場で労働している。アメリカのチョコレート製造会社は、カカオ農園のこのような状況に関して、その農園を所有しているわけではないという理由で、自分たちに責任はないと主張している。

チョコレートはカカオから出来ており、またカカオは限られた数社の多国籍企業により支配されているので、限られた説明責任での操業が許されてしまう。ハーシーズとM&M/Marsだけで、1億3千万ドルのアメリカチョコレート・キャンデイ市場の2/3を支配している。それでどうなったかって?この産業は児童奴隷、危険な労働環境、カカオ産業の終わりのない貧困のサイクルと結ばれてしまったのである。チョコレート会社は調達の実施における責任を問われず、ココア農場で起きている悲劇を知っているにも関わらず、それを変えようという意思がまったく欠落している。

アメリカのチョコレート産業は新しい議定書を求めるいくつもの期限に直面しているが、ほとんど変化はない。連邦議会の圧力下で、ハーケン・イーグル議定書において、アメリカのチョコレート産業は、2005年7月までにココア農場における児童奴隷を辞めさせるよう働きかけることを自主的に承諾した。そして、この期日が過ぎてしまい、チョコレート産業はこの協定の条件を破棄することになった。

そして2005年7月に、国際労働権利基金は連邦裁判所においてネスレに対し訴訟を起こした。これはマリからアイボリー・コーストへ運ばれ、少量の食事と睡眠時間しか与えられず、頻繁に殴打され、無給で一日14時間の労働を強いられている児童達を代表して行われた。裁判所の質問に対するネスレの返答は何だったのか?「私達はただ商品を買っただけです。」

搾取された労働者によって生産された衣類を売ることを公に非難する企業リーダーの例は大量にあり、いくつか名前を挙げるとキャシー・リー・ギフォードやデザイナーのジェシカ・マックリントックである。チョコレート会社も、彼らの調達先であるココア生産者の状況について責任を持つべきである。

消費者は、フェアトレード認証のチョコレートしか選ばないことによって、チョコレート会社に責任を持たせることができる。これは簡単に実行できる。単純に、パッケージに「TransFair USA」のフェアトレードのロゴを見つければよい。TransFairはアメリカでフェアトレード製品を証明する唯一の第三者機関であり、フェアトレードと認証されたチョコレートは、児童奴隷や虐待がないことを保証する。もし消費者がフェアトレードのチョコレートをもっと欲しいと要求すれば、チョコレート会社は操業のし方を改めるかもしれない。こうして、フェアトレードのチョコレートを購入することによって悲惨な貧困のサイクルと、児童を危険にさらすことを止められるだろう。

フェアトレード・チョコレートは、世界の約60億ドルのチョコレート市場の1%以下であると概算されている。チョコレート製造組合及び国際菓子製造協会によると、2005年にはバレンタイン・デー用にハート型の箱に入ったチョコレートが36億個以上売られたという。これらのチョコレートに、いったい何時間の児童労働による搾取が費やされているのだろうか?

すると、チョコレート好きは何をすべきか?このバレンタイン・デーにフェアトレード・チョコレートを選び、愛する人とココア農家に対しやさしく振舞うことだ。



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映画『BlackGold』の監督が明かすコーヒー業界の裏側

2007129

Virginia Rowenewconsumer.com

翻訳:真砂冬愛(FTRCボランティア)


カフェラテ、エスプレッソ、ノンファットミルク入りチョコモカチーノ…人それぞれに好みはあれど、今やコーヒーは正真正銘のビッグビジネスです。世界的に見れば、コーヒーの売上げはここ15年間で3倍にも伸びていますが、いまなおエチオピアのコーヒー生産者は極貧生活を強いられています。そこには、1杯のコーヒーに3ドル支払われるとしても、生産者が手にするのはわずか23セントにも満たないという現実があるのです。映画『Black Gold』は、生産者への適正な利益還元を求めてコーヒー貿易を取り巻く複雑な世界を奔走するエチオピアのオロミア州コーヒー生産者組合代表、タデッセ・メスケラ氏の姿を鮮明な映像で追った、新しい趣向のドキュメンタリー映画です。この作品を手掛けた映画監督、ニック・フランセスとマーク・フランセス兄弟にお話しを伺いました。

おふたりともさぞやお疲れのことでしょう。ここ1年の間、『Black Gold』のプロモートで世界中を駆け巡り、行く先々でメディア旋風を捲き起こして来られました。今回の映画作りを通じて一番心に残っていることは?

-サンダンス映画祭でのワールドプレミアと、その時の観客の皆さんの反応です。それから、シアトル国際映画祭の時はタデッセ氏も一緒でしたが、上映後にタデッセ氏に向けてスタンディングオベーションが起きたことも忘れられません。

映画作りの題材はいろいろある中で、なぜコーヒーをテーマに?

-コーヒーは世界中で飲まれている飲料で、エチオピアでも最高級グレードのコーヒー豆を栽培しています。それなのに、生産者は日々の生活にすら喘いでいる。そういう現実が、実は僕ら先進国の人間の日常とも密接につながっているんだということを伝えたかったのです。

スターバックスが自社の従業員に対して「この映画の内容は不適切である」という内容のメールを慌てて展開したというのは本当ですか?

-そのとおりです。Black Goldのウェブサイト(http://www.blackgoldmovie.com/forum/)でも、実際にスターバックスが従業員に宛てて送ったメールをご覧になれますよ。タイム誌には、「スターバックス 広報戦略で反撃の最前線に」なんて書かれていましたがね。

スターバックスは、エチオピア政府が自国産のコーヒー名を商標登録するという計画を妨害しているとも報じられています。一体これはどういうことなのですか?

-スターバックスは、エチオピアが自国産のコーヒーの名前に対して登録商標を確保することに反対しているのです。エチオピア政府はライセンスフリー(商標使用許可)契約まで申し出ているというのに。登録商標を確保すれば、エチオピアのコーヒー生産者セクターには年間8000万ドルの利益がもたらされると見積もられています。ダグラス・B・ホルト オックスフォード大学教授も、「この件と、ナイキがスウェット・ショップ(=過酷な労働条件化で労働者を働かせている工場)でシューズを生産している事実を比較することは、何ら大げさなことではない」と論じています。

この映画が現実を明るみに出したことで、おふたりはいわばコーヒー業界の救世主になったわけですね。今までのところの成果は?

-自分達を救世主だなんてこれまで考えたこともありませんでしたけどね。Black Gold』の成果はいろいろありますよ。例えばこの映画のおかげで、コーヒー多国籍企業には動揺が走り、また一般の人々に対してはエチオピアのコーヒー危機について知ってもらうきっかけを作った。でも究極の成果は、世間一般の人々がこの問題について理解を深めてくれたということでしょう。

コーヒーの消費量は増加しているのに、なぜコーヒーの価格はこれほどまで安く、そして生産者の利益はこんなにも少ないのでしょう?

-問題なのは、生産者側に価格の決定権がなく、さらに、コーヒー市場は供給超過の状態にあるということです。実際、多国籍企業が価格をコントロールしていて、自分たちの儲けが最大になるようコーヒーの価格を引き下げているのです。

倫理観というものが今回の作品の核心ですが、監督自ら、エコ・ファッションを選んだり、CO排出相殺に気を配ったり、あるいはオーガニックフードを食べる、自然派コスメに傾倒しているなど、普段から心がけていらっしゃるのですか?

-現状ではとても完璧には程遠いレベルですけど。もっと積極的に取り組んでいかなければならないとは思っています。でも、車は持っていないですよ。できるだけ自転車を使うようにしています。

コーヒー企業各社は、あたかも積極的にフェアトレードに対する取り組みを行なっているかのような広報をしていますが、実際のところどうなのでしょう?

-謳い文句と現実の差は非常に大きいです。多国籍企業によるフェアトレード運動の乗っ取りとも言うべき事態が、今、大きな関心を集めています。こうした中、イギリスでのプレミア試写会の場では、CI(国際消費者機構)が各コーヒー企業に対して「持続的なイニシアティブを取り入れた商品展開を、PR用のニッチな製品だけではなく各社の全商品を通じて行なうよう、一日も早く行動を起こして欲しい」という申し入れを行ないました。

こういう大きなテーマについて考えることからしばし離れて、リラックスしたいなと思った時はどうしていますか?やっぱりコーヒーを飲みに行く?

-ひたすら眠ります…

映画製作中は、精神的にもアップダウンが続くまさにジェットコースターのような日々だったと思いますが、どんな時にハイ、あるいはローな気分になりましたか?

-そのとおり、まさにジェットコースター並みのアップダウンの連続でした。ある時はエチオピアのコーヒー生産者のところでカメラを回していて、そのすぐ後にはニューヨークの雑踏の中を歩き回っている…というように、絶えず両極端の世界を行き来していたので、世界中のどこにいても自分のバランス感覚を失わないようにしていなければなりませんでした。最高にハイな気分になったのは、サンダンス映画祭でのワールドプレミアが決まったという知らせを受けたときです。

コーヒー業界について何も知らない人が、消費者として何か良い変化をもたらすような第一歩を踏み出したいと思い立ったら、まずどんなことから始めたらよいでしょうか?

この業界では、誰が善人で、誰が悪者ですか?

-コーヒーの問題は大きな問題ですので、この場で「これが正義だ」と標榜できるようなものではありません。今言えるのは、事実として、より良い社会のためになるよう考えて買い物をする消費者が増えてきているということです。私たちは、モノがどこからやってくるのかということに疑問を持ち、考え、そして、誰かを搾取してまで作られた製品なんか欲しくないのだという明確なメッセージを企業に伝えていかなければなりません。

兄弟で一緒に仕事をすると、ぶつかってしまうという兄弟も多いそうですが、おふたりの場合はこの映画の製作中、お互いもう限界!というところまで行ってしまうようなことはなかった?

-極限状態や凄まじい時間プレッシャーと戦いながら仕事をすることはよくあることです。確かにお互い限界だと思ってしまう瞬間もありますが、後々まで引きずったりはしません。

では最後に、緊急を要する問題として聞いておくべき質問をさせていただきます。美味しいフェアトレードコーヒーを飲みたくなったら、どこへ行けばいいでしょう?

-どこにお住いかにもよりますが、そういうことは、是非、僕らのBlackGoldのサイトのフォーラムに投稿してみてください。きっと何か反応があるはずですよ。


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ロンドンで第一回ヨーロッパ・フェアトレードタウン会議開催

翻訳:松田有里子(FTRC翻訳ボランティア)

20061120日から21日、ロンドンサウスバンク大学で、ヨーロッパ・フェアトレードタウン会議が初めて開催された。開催者はリチャード・ホーウィット欧州議会議員(CSRのスポークスパーソン)。

ホーウィット氏は言う。「イギリスの教会、店舗、協議会、自治体などを発端としてヨーロッパ全土にフェアトレードの認知度が高まってきた。フェアトレードタウンになるという事は、商品を販売することによって途上国の生産者を助けるだけではなく、我々にその商品がどこから来たのか、誰がどのような状況のもとで生産したのか、ということを考えるきっかけを与えてくれる。この会議を通じて、フェアトレードを促進してきた我々の経験を活かしながら、フェアトレードを更に浸透させていきたいと考えている。そしてヨーロッパではフェアトレードタウンになることがごく当然であるような流れを作っていきたい。」

 2日間開催されたこの会議は、イギリスのフェアトレードタウン・キャンペーンの成功を祝うと同時にヨーロッパ全土にフェアトレードタウンを広げていくことを目的としている。つまり、世間に「フェアトレード」を認知してもらい、フェアトレード商品をより多く購入してもらうこと、それによって現在増加中である途上国のフェアトレード製品の生産者グループの利益を上げることである。現在586の生産者グループが(フェアトレードマーケットに参入するために)登録をしており、これは2005年の時点で11.4億ユーロの市場規模である。これにより500万人もの人々-生産者、労働者、そして彼らの家族-がフェアトレードから利益を得ることができる。

この会議には17ヶ国(*)からのFLOインターナショナル代表(国際フェアトレード認証機構**)によって行われた。イギリスFLOメンバーはフェアトレード財団である。出席者には地元自治体、大学等の様々な公的機関や組織からの人々もいた。この会議はヨーロッパ・フェアトレードタウン・プロジェクトの一環として開催され、一部EC(ヨーロッパ委員会)から資金提供を受けている。このプロジェクトはフェアトレード財団とベルギー/フランスのパートナーによる共催で、次の会議は2007年8月にヨーロッパで行われる予定である。

フェアトレードタウン・キャンペーンは2001年、ランカシャー州ガースタングという町から始まった。発起人はブルース・クローサー氏で、彼は当時獣医である傍ら、Oxfamのサポーターでもあった。以来フェアトレードタウンの名はイギリスだけでなく、ヨーロッパに広がり、今では世界にも広がっている。フェアトレード財団は一定条件を満たした街を「フェアトレード・タウン」と認定し、5つの目標を掲げている。それは地方議会でフェアトレードコーヒーや紅茶を飲めるようにすること、小売店や職場で気軽にフェアトレード商品を手にすることができるようにすること、等も含まれる。

 フェアトレードタウン・キャンペーンは成功を収め、すでに209の街がフェアトレードタウン宣言をし、現在も毎週のように数が増え続けている。このキャンペーンの成功はフェアトレード財団とともに活動するヨーロッパ各国のイニシアチブにも刺激を与え、彼らも地元組織と一体になって同等のキャンペーンを行っている。

アイルランドのFLOメンバー、Fairtrade Mark Irelandは、2003年からフェアトレード・キャンペーンを開催し、すでに15の街がフェアトレード宣言をした。更に5つの街が2006年末までに宣言できるよう準備中である。スウェーデンのFLOメンバー、Rattvisemarktは今年からキャンペーンを開始。マルメ市がフェアトレードタウン宣言をし、2006年末までに更に5つの街が宣言予定である。ノルウェーのFLOメンバー、Fairtrade Max Havelaarはサウダーという街を初めてフェアトレードタウンと認定した。現在ベルギーとフランスでもキャンペーン中である。

 フェアトレード財団のフェアトレードタウン・コーディネーター、ブルース・クローザー氏は会議で下記のように話した。

「フェアトレード財団のディレクター、ハリエット・ラム氏がガースタングを世界初のフェアトレードタウンに認定したのは5年前の事です。その当時、『世界初』などという言葉を付けるなんて、おこがましいと思われていました。理想主義者を自負する私でさえも、まさか5年後には、フェアトレードタウン会議を開催し、世界中の人々-遠くアメリカや日本、オーストラリアからもいらしてますが-が集まる前でこのようなスピーチが出来るとは夢にも思いませんでした。」

会議のアジェンダは下記も含まれる:

・地元の官民が一体となって進めていくことを確認し、連帯感を強めること
イギリスのフェアトレードタウンを参考にし、各国に合う形を見つけること
「ベスト・プラクティス・マニュアル」を作成すること

詳しい情報やブルース・クローザー氏へのインタビューの問い合わせ先は下記の通り:
Eメール)martine.julseth@fairtrade.org.uk  又は eileen.maybin@fairtrade.org.uk.

 注釈:

*  下記17カ国の代表

オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、スイス、オーストラリア、ブラジル、カナダ、アメリカ合衆国、イギリス

** FLO(国際フェアトレード認証機構)はヨーロッパ、日本、北アメリカ、メキシコ、オーストラリア/ニュージーランドの20のイニシアチブから成り立つ組織である。フェアトレード・マークとは認証マークであり、イギリスではフェアトレード財団がメンバーであるFLOの登記された商標である。途上国の生産者が正当な利益を得て作られた商品にのみ、このラベルを貼ることができる。

1.リチャード・ホーウィット欧州議会議員は、CSR(企業の社会的責任)のついてのスポークスパーソンであり、かつ外交問題についての労働党スポークスパーソンである。彼はヨーロッパ議会のCSRについて初めて言及した人であり、現在議会で協議中である。フェアトレードを広く知ってもらう為、議会で積極的に活動する傍ら、選挙区であるイギリス東部のフェアトレード促進委員会と協力して地元でも活動している。更に様々な肩書きを持っている。EU-ACPEUACP-ヨーロッパの旧植民地を主体とするアフリカ・カリブ・太平洋-)共同議会と欧州議会開発委員会の議員を9年間勤めており、ヨーロッパと途上国との関係についての議会報告書を数多く提出している。又、議会の人権小委員会の副委員長であり、外交問題委員会のメンバーでもある。今年のヨーロッパ議会人権報告書の報告担当者であった。


.ブルース・クローザー氏は、5年前のある夜、突然フェアトレードタウン構想を思いついた。同氏は「フェアトレードの夢まで見ました。」と語る。

「私は、奴隷貿易を廃止するキャンペーンを行ったトーマス・クラークソンからヒントを得ました。彼は常にベッドの横にキャンドルと羽ペンを用意していたのです。そしていつでも良いアイデアを思いついたときに、それを翌朝忘れてしまわないようすぐに書きしたためていたのです。」

更に同氏は自分を「フェアトレード病」だと言う。

「妻は食事中ガーデンのことを話したがりますが、私にとってそれは世界の貧困の事でした。口に入れるものはすべてフェアトレード商品ですし・・・家中フェアトレード商品だらけですよ。」

同氏はフェアトレード財団の一員となる前、Oxfamの活動家だった。

「地元教会や学校の責任者を食事に招いて、そこでフェアトレード商品を使いました。その時、もし自治体や地元企業でもフェアトレード商品を扱うようになれば、フェアトレードタウンになれるのではないか、とひらめいたのです。」


.フェアトレード・タウン(もしくは大学などの機関)になるためには、5つの目標を達成しなければならない:

1.)  地方自治体がフェアトレード促進の決議案を可決すること。会議や自治体の職場・食堂でフェアトレードコーヒー・紅茶を飲めるようにすること。

2.) 地元小売店やカフェ、ケータリング・サービス(外食)で一連のフェアトレード商品を購入できるようにすること。(ターゲットは人口に比例する。)

3.) 不動産業者・美容室などの職場や、教会・学校といった組織でもフェアトレード商品を使用すること。

4.) マスメディアを利用し、より多くの人にキャンペーンを認知・理解してもらうこと。

5.)フェアトレード促進委員会を設置し、フェアトレードタウンであり続けるよう常に努力すること。


現在フェアトレード商品として生産・販売されているもの:

コーヒー、紅茶、チョコレート、ココア、砂糖、バナナ、りんご、梨、ぶどう、プラム、レモン、オレンジ、サツマイモ、クレメンタイン(みかん)、ライチ、アボガド、パイナップル、マンゴー、フルーツジュース、キノア、胡椒、さやいんげん、ココナッツ、ドライフルーツ、ルイボスティー、緑茶、ケーキ、ビスケット、はちみつ、ミューズリー(シリアルの一種)、シリアル・バー、ジャム、チャツネ、ソース、ハーブ、スパイス、ナッツ、オイル、ワイン、ビール、ラム酒、花、スポーツボール、米、ヨーグルト、ベビーフード、シュガー・ボディースクラブ、精製綿、綿製品。



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ドキュメンタリー映画『Black Gold

マーク及びニック・フランシス監督による驚くべき新作ドキュメンタリー映画『Black Gold』は、世界のコーヒー産業の残酷な現実を描いている。


この映画では、コーヒーの生産地エチオピアにおける74千人の貧しいコーヒー農民たちを破産から救おうとするタデッセ・メスケラ(オロミアコーヒー生産者組合の代表)を追跡している。彼の元で働く農民たちが国際市場において最高品質といえるコーヒー豆を多量に収穫しようと努力する一方、タデッセは公正な価格で快く買い取ってくれるバイヤーを探す為世界を飛び回る。

ロンドンとシアトルへの進出と引き換えに、世界のコーヒー貿易を支配する多国籍企業の強大な権限が明らかになってくる。ニューヨークの商社、コーヒーの国際的な商取引、そして世界貿易機構における外交員による不誠実な商取引関係が、長い間農民たちの為に解決策を探し続けていたタデッセに多くの課題を突きつける。

映画の詳細は、http://www.blackgoldmovie.com をごらん下さい。

  東京新聞の記事>>>

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名古屋ロフトにフェアトレードショップ「福市」オープン!

100日間・フェアトレードショップ
「FUKUICHI MARKET」が、出来ました。
http://fukuichi.jugem.jp/

昨日の夕飯って何を食べた? 日本だと食べるものがなくって困っ た…なんて言う答えはほとんど返ってこないけど、世界には、そん な答えが返ってくる人達がたくさん。

一日一ドル以下で生活している人達は「貧困層」って呼ばれている。 この人達は怠け者で働かないのではなくって、さまざまな社会のひずみの中で、そんな生活や仕事しかできなくなってしまったんだよね。たとえば紛争地域、難民が発生、自然災害、地域での信じられないくらいの差別、ETC

今までは多くの人の寄付や国際機関の支援で、その人達をサポート してきたけど、寄付が減額になったり途絶えてしまっては、生活できなくなる。

それに一方的な寄付だけでは、そこの人達が本当の意味で自立する ことはできないよね。

それで始まったのがフェアトレードっていう取り組み。 そこの人達に何らかの仕事を作って(できればそこの人達が持っている伝統的な仕事があれば一番いいのだけれど)応援していきまし ょうという仕組みです。

だから、フェアトレードの商品を購入すると、貧困の人達の暮らし が応援ができる。継続して購入することで、その人達の自立を促す ことができる。

そんな素敵なお買い物の場所を FUKUICHI MARKETでは提供していきます。

はじめまして。FUKUICHI MARKET が誕生しました
2006年11月15日、ロフト名古屋(名古屋市中区栄)の6Fに

「栄ミナミ解放区」という100日限定マーケットにて 本格的なフェアトレードショップ「FUKUICHI MARKET」がオープン 致しました。

フェアトレード(※)は発展途上国のさまざまな問題の狭間にいる 人たちに仕事を提供することで、自らの力で暮らしを向上させることを支援する貿易のスタイルです。とにかくカラフルで、誰もが入りやすいお店を目指し作ってみました。

フェアトレードの商品の多くは手作りであったかいものです。是非使ってみてください。そして同時に、世界で起こっているさまざまな事をお伝えできたらうれしく思います。

FUKUICHI MARKETは『作る人も、買う人も、売る人も、みんなにハッピー(福)が届く市場(マーケット)』ということがコンセプトです。

【店舗概要】
店舗名:FUKUICHI MARKET
住所:名古屋市中区栄三丁目18番1号 ナディアパーク内 ロフト名古屋
     6F 「栄ミナミ解放区」 
※ロフト名古屋10周年記念催事として100日間の創造空間として生まれます
電話:080-3039-2985
営業時間:10:30~20:00
営業期間:2006年11月15日(水)~2007年2月25日(日)
定休日:2007年 1月1日


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New Internationalist がフェアトレード特集です!!

とってもエッジーで左なイギリスの雑誌「New Internationalist」日本版の今月号がフェアトレード・倫理的消費者運動の特集です。
メインストリーム化して大手スーパーまで参入してきた昨今のフェアトレードの現状を鋭く批判しています。私も「日本からのレポート」として記事を書いています。(フェアトレード批判ではないが)
今、世界で最も先進的で先鋭的なフェアトレード批評ですので、フェトレードに関心のある人は是非お読みくださいませ。

購入する>>>


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イオンがミニストップでフェアトレード缶コーヒー販売開始!

10月10日より販売が開始されました。4種類のコーヒー豆を仕様したアラビカ種100%のコーヒーです。

生産者組合は以下のとおり。

・メキシコ・南部「サン・フェルナンド生産者共同組合」
・インドネシア・スマトラ島北部
「リントン・オーガニック・コーヒー・プロダクション・グループ」
・エチオピア・シダモ地方「オロミア・コーヒー生産者農協連合」
・タイ・北部チェンマイ周辺
「タイ山岳民族アラビカコーヒー生産者組合」

砂糖なしのブラック・コーヒーです(280g)がフェアトレード砂糖を使った砂糖ありもほしいですね。


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スペインでフェアトレード本格始動

-国内大手スーパーチェーン11社でフェアトレード商品を提供

出展EL PAIS,
日付2006年8月2日